2016/4/14収録
『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)刊行記念
平野 啓一郎(作家)
互いに深く愛し合いながらも別々の人生を歩む、ギタリスト・蒔野と通信社記者・洋子の恋の行方。アラフォー世代の二人は仕事や結婚に対しそれぞれ葛騰を抱えており、ひとつのすれ違いからやがて関係が途絶えてしまうが…。二人が再び巡り逢える日はやって来るのか―。
「二人を一緒にしてあげて!」毎日新聞連載時から世代性別を超えて読者の心を揺さぶった話題作。数々の名曲と美しい言葉の旋律で繰り広げられる「大人の恋愛小説」に込めた思い、創作秘話を語る。
【講師紹介】
平野 啓一郎
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方〜変わりゆく世界と分人主義』等がある。 2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
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