2014年12月26日

鳴海 風(作家) 太陰太陽暦……嗚呼、天文学の申し子にしてきわめて日本的なもの

※このトークセッションの配信は終了しました。

2014/12/16収録

『星に惹かれた男たち――江戸の天文学者 間重富と伊能忠敬』(日本評論社)出版記念トークセッション

鳴海 風(作家)

二十四節気や七十二候で人気の太陰太陽暦は、旧暦ともいわれ日本的で古風なイメージがあるが、実は天文学の知識なくして作ることができないカレンダーである。
そして、古くは日本人初の太陰太陽暦を作った渋川春海(しぶかわはるみ)、西洋天文学を応用した高橋至時(たかはしよしとき)と独自の天文からくり時計を発明した間重富(はざましげとみ)や、天体測量を併用して高精度な日本地図を作った伊能忠敬(いのうただたか)など、太陰太陽暦の周囲にいた、天文学にのめりこんだ多彩な男たちを紹介する。


【講師紹介】
鳴海 風(なるみ ふう)
1953年新潟県生まれ。和算小説家。
1992年、『円周率を計算した男』で歴史文学賞を受賞して作家デビュー。
以後、江戸時代の日本の数学「和算」を題材にした作品を書き続けている。
主な作品に『算聖伝』『怒濤逆巻くも』『ラランデの星』『和算忠臣蔵』『星空に魅せられた男』『江戸の天才数学者』など。ビジュアル講演も得意。今回はジュンク堂通算7回目のトークセッションである。
2006年日本数学会出版賞受賞。関孝和数学研究所研究員。

posted by junkudo at 12:54| トークセッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする