2015年03月26日

真山 仁(作家) 真山仁10年目の決意。 震災、アベノミクス、戦争…… 日本を取り巻く社会問題から目を逸らさない。その決断と行動


2015/3/13収録

真山仁 連続トークセッションvol.13
『雨に泣いてる』(幻冬舎)刊行記念―

真山 仁(作家)

人はなぜ過ちを犯すのか。
3月11日、東北地方に巨大地震発生。
人間の営みが蹂躙された被災地で、懸命に取材を行う一人の新聞記者が探り当ててしまったのは、そこにある悲劇だけではなかった。
最大の挑戦にして、最高到達点。心を撃ち抜く衝撃の社会派ミステリ誕生!

大ベストセラーシリーズとなる『ハゲタカ』の刊行から10年。作家・真山仁さんの約8年ぶりとなる書き下ろし作品は、読む者の心を鷲掴みにする社会派ミステリの傑作となりました。
今回の主人公は、社会部のベテラン新聞記者・大嶽。彼は震災直後の被災地に志願して取材に赴きます。そこで彼を待っていたのは、言葉を失うほどの惨状。そして、取材中に被災し行方不明になった新人記者・松本の捜索という特命でした。災厄に襲われた地で始まる、誇りと存在意義を賭けた究極の日々。恐怖、嫉妬、裏切り、陰謀。様々な感情が入り乱れる極限状況の中、過酷な取材を敢行しながらも松本を捜す大嶽。やがて彼は津波で亡くなった、ある僧侶の素性に疑問を抱くようになります。地元で尊敬を集め崇拝されていた男が、過去に凶悪事件と関わりがある可能性が浮上したのですが……。
懸命に生き抜こうとする人々を描き、苛酷な状況の中で問われる<罪と罰>。
必ずや現在を代表するであろう社会派ミステリの誕生を記念したスペシャルトークで、真山仁さんがデビュー10年目の決意を語ります!


【講師紹介】
真山仁 Mayama Jin
1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー。2007年に『ハゲタカ』『ハゲタカU(『バイアウト』改題)』を原作とするNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大きな反響を呼ぶ。同ドラマは国内外で多数の賞を受賞した。他の著書に『マグマ』『ベイジン』『黙示』『コラプティオ』『そして、星の輝く夜がくる』『売国』などがある。

公式ホームページ http://www.mayamajin.jp/


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2015年03月23日

石井みどり(元横浜市立盲特別支援学校図書館司書)×板谷ひさ子(岩崎書店編集者)×北川吉隆(小学館編集者)見えない子も、見える子も、いっしょに楽しむ絵本の世界


2015/2/25収録

点字つきさわる絵本『さわるめいろ2』(小学館)
バリアフリー絵本『さわってごらんだれのかお?』『サワッテゴランナンノハナ?』『さわってごらんいまなんじ?』復刻版(岩崎書店)
同時発売記念トーク

第一部:石井みどり(元横浜市立盲特別支援学校図書館司書)
第二部:板谷ひさ子(岩崎書店編集者)、北川吉隆(小学館編集者)
第三部:質疑応答
司会・・・関谷裕子(こぐま社編集者) 千葉美香(偕成社編集者)

目の見えない子も見える子も一緒に楽しむことができる『点字つきさわる絵本』。
ここ数年、各社から少しずつ出版が増えはじめましたが、まだまだ数が足りない状態が続いています。今回は、横浜市立盲特別支援学校で図書館司書として長年指導されてきた石井みどり先生をお招きして、そのような点字つき絵本の実情を語っていただきます。盲学校の現場から見た出版社、図書館への要望など、興味深い話題満載のトークです。
第二部では、2015年早々に同時発売予定の点字つき絵本の解説を、2社の担当編集者が語ります。実際に全員に「さわるめいろ」に挑戦していただく、お楽しみコーナーも!



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