2015/3/19収録
〜『無名なものの詩(うた)と革命〜孫世代からみた吉本隆明』(菊谷文庫刊)刊行記念〜
高橋順一(早稲田大学教授・比較思想史)
宇田亮一(『吉本隆明『共同幻想論』の読み方』著者)
菊谷倫彦(菊谷文庫代表・『無名なものの詩(うた)と革命』著者)
――3月に菊谷文庫から、『無名なものの詩(うた)と革命〜孫世代からみた吉本隆明』(菊谷倫彦著)が発売となります。また、菊谷文庫が編集した宇田亮一さんの『吉本隆明 “心”から読み解く思想』(彩流社刊)、『吉本隆明『共同幻想論』の読み方』(菊谷文庫刊)も発売されています。あたらしい時代の吉本隆明論が生まれつつあるこの機会に、吉本隆明の可能性やその思想をどう引き継ぐかについて、じっくりとお話ししたいと思います。
【講師紹介】
高橋順一(たかはし・じゅんいち)
1950年宮城県生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は比較思想史。ドイツを中心としたヨーロッパ思想、日本思想にも精通している。著書に『吉本隆明と共同幻想』(社会評論社)、『吉本隆明と親鸞』(社会評論社)、『市民社会の弁証法』(弘文堂)、『ヴァルター・ベンヤミン読解―希望なき時代の希望の根源』(社会評論社)など多数。
宇田亮一(うだ・りょういち)
1952年兵庫県生まれ。立教大学心理教育相談所研究員・心理臨床ネットワークアモルフ代表。会社員を経て臨床心理士になった経歴をもつ。著書に『吉本隆明『心的現象論』の読み方』(文芸社)、『吉本隆明『共同幻想論』の読み方』(菊谷文庫)、『吉本隆明 “心”から読み解く思想』(彩流社)。
菊谷倫彦(きくや・ともひこ)
1978年秋田県生まれ。菊谷文庫代表。思潮社、NTT出版で編集者として働いたのち独立し、菊谷文庫を設立。大学院時代に吉本隆明論で修士論文を書き、編集者として最晩年の吉本を担当した経験をもつ。著書に『無名なものの詩(うた)と革命〜孫世代からみた吉本隆明』(菊谷文庫刊)。
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