2015年06月08日

切通理作×小中千昭 もっと高く! 『少年宇宙人 平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち』× 『光を継ぐために ウルトラマンティガ』刊行記念トークセッション


2015/5/22収録

切通 理作(批評家)
小中 千昭(特殊脚本家・作家)

『ウルトラマンティガ』『ダイナ』『ガイア』の三部作は、90年代テレビ地上波において16年ぶりに復活したウルトラマンで、見て育った世代がいま成人になっています。
「子どもたちに愛と夢を」の精神を持ちながら惜しくも逝去した平成シリーズの監督・原田昌樹の仕事をまとめた切通理作が、おりしも平成ウルトラマンでの創作を自ら振り返る著書を出した作家小中千昭を招き、ウルトラ世界の奥深さを改めて問いかけます。

【講師紹介】
切通理作(きりどおしりさく)
1964年、東京都生まれ。和光大学文学部卒。
編集者を経て1993年『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)を著わす。
映画、コミック、音楽、文学、社会問題をクロスオーバーした批評集を刊行。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書/のちに増補し文庫化)でサントリー学芸賞受賞。
昨年暮れより今年にかけて『本多猪四郎 無冠の巨匠』(洋泉社)、
『少年宇宙人〜平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち』(二見書房)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち 増補新装版』(洋泉社)を立て続けに刊行。
映画批評メルマガ「映画の友よ」(夜間飛行)配信中。

小中千昭(こなかちあき)
1961年、東京都生まれ
成城大学文芸学部卒・映画記号学専攻。
小学生時から8ミリ映画を撮り始め、卒業後は映像ディレクターとなる。
『邪願霊』(1989)で脚本家としてデビュウ。
以来多くのホラー作品を手掛け、特撮、アニメーションの脚本を多く執筆。
現在は映画美学校の講師を務めながら、文筆業を中心に活動。
近著に『恐怖の作法 ─ホラー映画の技術』(河出書房新社)『光を継ぐために ウルトラマンティガ』(洋泉社)『怪獣文藝の逆襲』(角川書店)『日本怪獣侵略伝 〜ご当地怪獣異聞集〜』(洋泉社)等。



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2015年06月05日

最相葉月(ノンフィクションライター) 聞き手:吉村千彰(朝日新聞編集委員・文芸担当)  聞くという主張


2015/5/20収録
最相葉月『れるられる』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』刊行記念イベント

最相 葉月(ノンフィクションライター)
聞き手:吉村 千彰(朝日新聞編集委員・文芸担当)

最新刊のノンフィクション『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(3月刊)では“旅人(ナグネ)”の中国朝鮮族の友人との16年間の軌跡を、エッセイ『れるられる』(1月刊)では6つの動詞を軸に受動・能動の境目にある人間の姿をつづった最相葉月さん。形態とアプローチは異なりながらも、いずれの著書でも「相手を知る」とはどういうことか、を問うものとなりました。
最相さんは「相手を知る」ためには、まず「聞く」ことだと言います。相手を知るつもりでいながら、自分のことばかり主張していることが多々あります。「聞く」ことは実はとても難しいことですね。「聞く」ことは決して受動ではない、能動的な自己主張のかたちである――執筆のための取材活動を長く続けるなかから、最相さんならではの「聞く」かたち、「聞く」方法について伺います。
そんなトークの「聞き手」は、同じく取材の達人、朝日新聞記者の吉村千彰さんです。

【講師紹介】
最相葉月(さいしょう はづき)
1963年東京都生まれ、兵庫県出身.著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞),『青いバラ』『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞,講談社ノンフィクション賞,日本SF大賞ほか),『セラピスト』『最相葉月仕事の手帳』,児童書『調べてみよう,書いてみよう』など.

聞き手:吉村千彰(よしむら ちあき)
朝日新聞 読書編集長。1966年、大阪府生まれ。神戸大学文学部卒。89年、朝日新聞入社。長崎支局や大阪本社、デジタル部門などを経て、今年3月まで文芸担当編集委員。4月から現職。



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