2015年10月30日

稲福政斉(沖縄国際大学非常勤講師) 沖縄のしきたりよもやま話


2015/9/19収録

ボーダーインク刊「沖縄しきたり歳時記」発売記念トークイベント
トーク出演:沖縄国際大学非常勤講師 稲福政斉さん

−先人が伝えてきた行事 季節のうつろいとウチナーのくらし−
沖縄の伝統的な行事の意味や、供えものの由来などのうち、とくにおもしろいものを選りすぐり、わかりやすくお話します。故きをたずねて新しきを知る楽しさを、ぜひ味わってください。

稲福政斉(イナフクマサナリ) 
那覇市出身。現在、沖縄国際大学総合文化化学部非常勤講師・南島文化研究所特別研究員、糸満市史編集嘱託、糸満市・うるま市・北中城村・中城村文化財保護審議会委員、宜野座村立博物館運営協議会委員などをつとめる。


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2015年10月13日

保坂 和志(作家)×西川 アサキ(哲学者) 小説家の中の混沌(リアル)に触れる


2015/9/29収録

『遠い触覚』刊行記念対談

保坂 和志(作家)
西川 アサキ(哲学者)

 小説家の生きることののすべて、そして一瞬のひらめきの集積――2007年に雑誌『真夜中』でスタートした奇跡の連載「遠い触覚」が、ついに完結となった。
 8年越しで刊行となる本書の「あとがき」で、保坂さんはこう語る。

「私はこの連載で考えていたことが『未明の闘争』と『カフカ式練習帳』になったんだと気がついた」

 2003年に長篇『カンバセイション・ピース』を発表して以降、「もう小説を書かなくてもいいかな。」と思っていた小説家は、2010年以降、次々と傑作を世に送り出す。その間にいったい、小説家の身体の中で「何が」起こっていたのか?

 対談相手は、今回が初顔合わせとなる哲学者の西川アサキさん。
 小説家の中に潜む“混沌という名のリアル”という「謎」に迫り繰り広げられるふたりの対話はいつしか、「世界の秘密」にまで近接する?!

出演者紹介
保坂和志●プロフィール 1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾』で芥川賞、97年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞と平林たい子文学賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞。
他の著書に『プレーンソング』『猫に時間の流れる』『残響』『もうひとつの季節』『生きる歓び』『明け方の猫』『カンバセイション・ピース』『朝露通信』『世界を肯定する哲学』『小説修業』(小島信夫氏との共著)『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『途方に暮れて、人生論』『小説の誕生』『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』『小説、世界の奏でる音楽』『猫の散歩道』『魚は海の中で眠れるが鳥は空の中では眠れない』など。近刊に『チャーちゃん』(絵=小沢さかえ)がある。

西川アサキ●プロフィール 1975年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士修了。神戸大学大学院自然科学研究科後期博士課程修了(博士(理学))。専門は哲学と人工知能の交差領域。「情報=機能」と「情報でないもの=クオリア」の関係、「心身問題」を研究テーマにしている。著書に『魂と体、脳――計算機とドゥルーズで考える心身問題』(講談社選書メチエ)『魂のレイヤー社会システムから心身問題へ』、共著に『吉本隆明論集 初期・中期・後期を論じて』がある。


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2015年10月09日

長谷川 宏(哲学者) 日本人の精神とは、いったい何なのか


2015/10/1収録

『日本精神史 上巻下巻』同時刊行記念講演

長谷川 宏(哲学者)

ヘーゲルの翻訳で脚光を浴び、日本語による哲学のイメージを一新してきた長谷川宏氏が、二十年来の成果をついに上梓!
「あえて定義づければ、人間が自然とともに生き、社会のなかに生きていく、その生きる力と生きる姿が精神だ」と言う著者が、テキストとして残された思想はもとより、土器や銅鐸、仏像、建築、絵巻、庭園、能、狂言などあらゆる文化を渉猟し、縄文時代から江戸時代終わりまでを一望の下に描いた、畢生の大作。
自分の五感ですべての形/作品に深く接した氏が日本とはなにかについて、熱を込めて、明晰に、語ります。

【講師紹介】
長谷川 宏(哲学者)
1940年生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。
大学闘争参加後にアカデミズムの世界を離れ、学習塾を開くかたわら在野の哲学者として活躍。
特にヘーゲルの明快な翻訳で高く評価される。
著書『新しいヘーゲル』『丸山眞男をどう読むか』『ことばへの道』『同時代人サルトル』(以上、講談社)、『初期マルクスを読む』(岩波書店)など。


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2015年10月07日

川口 恭伸×樽本 徹也 サービスの全体像を付箋で地図に〜企画・デザイナー・開発者がみんなでアジャイルに議論できるストーリーマップの秘訣〜


2015/9/7収録

※こちらのトークイベント動画は収録時のマイクの調整が出来ず音声が少々聞き取りにくいなっております。申し訳ございません。また、冒頭20分ほど収録できておりませんため、場面途中からの配信となります。重ねてお詫び申し上げます。

『ユーザーストーリーマッピング』(オライリー・ジャパン)刊行記念イベント

川口 恭伸(『ユーザーストーリーマッピング』監訳者)
樽本 徹也(『ユーザビリティエンジニアリング』著者)

ユーザーストーリーマッピングの考案者、ジェフ・パットンが自ら開発した手法について書き下ろした書籍『ユーザーストーリーマッピング』が7月に刊行されました。
本書の監訳者であり著者との交流の深い川口恭伸さんと、UX/人間中心設計のスペシャリスト樽本徹也さんをお迎えし、ユーザーストーリーマッピングのコンセプトと実践について語ります。さらに実際にユーザストーリーマップ作成しながら実践的なテクニックを紹介します。ユーザストーリーマッピングについての理解を深めたい方は是非ご覧ください!

●川口 恭伸(かわぐち やすのぶ)
楽天株式会社アジャイルコーチ。14年間、株式会社QUICKに在籍し、プロダクト開発や社内向けツールの開発を行う。日本へのスクラムの普及活動として、ジム・コプリエン、ジェフ・パットン、ジェフ・サザーランドらの来日を支援する。2011年よりアギレルゴコンサルティング株式会社を経て、2012年より現職。XP祭り、スクラムギャザリング東京、楽天テクノロジーカンファレンス実行委員。監訳書に『Fearless Change』(丸善出版)、共訳書に『Software in 30 Days』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)、『How to Change the World』がある。アジャイルUCD研究会共同設立者。

●樽本 徹也(たるもと てつや)
利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザ調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのUCDコンサルタントとして、組込みシステムからウェブアプリケーションまで幅広い製品のUX/UI開発に携わっている。『ユーザビリティエンジニアリング』『アジャイル・ユーザビリティ』(オーム社)などの著書をはじめ、講演も多数。アジャイルUCD研究会共同設立者。


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2015年10月05日

道家 英穂 ×斎藤 兆史 ×上岡 伸雄 死者との邂逅 西欧文学は〈死〉をどうとらえたか


2015/9/25収録

『死者との邂逅――西欧文学は〈死〉をどうとらえたか』(作品社)刊行記念

道家 英穂 (イギリス文学者、専修大学教授)
斎藤 兆史 (イギリス文学者、東京大学教授)
上岡 伸雄(アメリカ文学者、学習院大学教授)

古代/中世の『オデュッセイア』、『アエネーイス』、『神曲』から近代の『ハムレット』、『クリスマス・キャロル』、そして現代の『灯台へ』、『若い芸術家の肖像』、『ユリシーズ』、『失われた時を求めて』に至るヨーロッパ文学史上の名作を繙き、そこに現れる死生観と時代思潮を、先行作品への引喩(アリュージョン)を手がかりに緻密に読み解く二十年余の研究の結晶、『死者との邂逅――西欧文学は〈死〉をどうとらえたか』(作品社)。
 本書の刊行と、本書を中心にしたフェアの開催を記念し、著者・道家英穂と英文学者・斎藤兆史、米文学者・上岡伸雄の3人が語り合う。1958年生まれの彼ら3人は、東京大学大学院博士課程において英語圏の、そして世界の文学についての研鑽を積んだ30年来の知己。道家英穂のあまりにも濃密な初の単著を、ふたりの友人たちはいかに読むか。この鼎談にご注目を!

【講師紹介】
道家 英穂(どうけ・ひでお)1958年生まれ。イギリス文学者、専修大学教授。著書に『死者との邂逅』(作品社)、訳書にルイ・マクニース『秋の日記』『ルイ・マクニース詩集』(ともに共訳、思潮社)など。

斎藤 兆史(さいとう・よしふみ)1958年生まれ。イギリス文学者、東京大学教授。
訳書に、著書に『教養の力』(集英社新書)、『英仏文学戦記』(共著、東京大学出版会)、訳書にマルカム・ラウリー『火山の下』(監訳、白水社)など。

上岡 伸雄(かみおか・のぶお)1958年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授。
訳書にフィル・クレイ『一時帰還』(岩波書店)、ロバート・クーヴァー『ノワール』(作品社)、グレアム・グリーン『情事の終り』(新潮文庫)など。


posted by junkudo at 12:27| トークセッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする