幸せな地域をつくる「アグリ・コミュニティビジネス」
大和田順子(ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表)
■2011年3月03日(木)19:30〜@ジュンク堂書店池袋本店

私は東京生まれの東京育ち。
社会人になってからは20数年間、大手小売業で消費を促進する仕事をしていた。
といっても、中高生の頃から、社会問題には興味があり、子供が生まれてからは、
エコライフの普及や、社会性と収益性を両立するビジネスに携わってきた。
2002年にロハスを日本に紹介したが、以降、その原点である
日本のオーガニック&ローカルの思想と実践の取材を重ねた。
目下、私の問題意識は有機農業を広め、食糧・木材・エネルギー自給率を上げ、
自立できる暮らしや体制を確立することにある。
本書では、こうした問題の解の一つとして、農山村の産物・自然・文化をベースに、
都市農山村の交流を掛け合わせ、サステナブルで幸せなコミュニティづくりを推進する
”アグリ・コミュニティビジネス”というコンセプトを提唱すると共に、
全国で静かに進んでいる13の事例を紹介している。
トークセッションでは、皆さまとその物語を共有すると共に、
ご一緒に各地での実践を盛り上げる方策をダイアローグしたい。
◆講師紹介◆
大和田順子(おおわだ じゅんこ) http://owadajunko.com/
1959年東京都生まれ。82年学習院大学文学部哲学科卒業。
東急百貨店、東急総合研究所、ザ・ボディショップ、イースクエアなどを経て、
07年より一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表。
02年、日本に初めてLOHAS(ロハス)を紹介。
10年より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科
「コミュニティ・ソリューション演習」兼任講師。
持続可能なライフスタイルやソーシャルマーケティングの専門家として、
有機農産物の普及啓発に注力するとともに、各地の農山村を歩き、
農商工連携、都市農山村交流などを通じた地域活性化の研究と実践に携わる。
主著に『日本をロハスに変える30の方法』(2006年、講談社)
『ロハスビジネス』(2008年、朝日新書)など。