2012年06月09日

「食べること」から見るファシズム 藤原辰史×山室信一

※このトークセッションの配信は終了しました。


2012年5月31日収録

藤原辰史著『ナチスのキッチン』(水声社)刊行記念

「食べること」から見るファシズム

藤原辰史(東京大学大学院講師)
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山室信一(京都大学人文科学研究所教授)

モダニズムの洗礼を受けつつも、「血と土」を標榜したナチス・ドイツ。このいっけん背反するヒトラー政権のイデオロギーのもと、民衆のキッチンはいかに設計され、どのような器具が用いられたのか。そして、どのような食材が調理され、何を食べて戦時下を生きたのか。
−−19〜20世紀にかけて刊行されたレシピやキッチンカタログを駆使してこのテーマに挑んだのが、水声社より4月下旬に刊行が予定されている、藤原辰史さんの『ナチスのキッチン』です。
では、かつての日本の現実はどうなっていたのか? そしてわたしたちが生きるこの社会で、「食」の未来はどう変容してゆくのか。近代日本政治史をめぐって先駆的な研究をされている山室信一さんをゲストにお招きして、とくに第一次世界大戦後からファシズム時代にかけてのドイツと日本、この2つの国の「食・政治・思想」をめぐる問題を語り合っていただきます。

<講師紹介>
藤原辰史(ふじはら・たつし)
1976年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科講師。専攻は農業思想史・農業技術史。主な著書に『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005、日本ドイツ学会奨励賞)、『カブラの冬』(人文書院、2011)など多数。訳書にE・ブロッホ『ナチズム』(水声社、2008)がある。

山室信一(やまむろ・しんいち)
1951年生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専攻は近代日本政治史・法思想史。主な著書に『キメラ−満州国の肖像』(中公新書、1993/2004、吉野作造賞)、『思想課題としてのアジア』(岩波書店、2001、アジア・太平洋賞特別賞)、『複合戦争と総力戦の断層』(人文書院、2011)など多数がある。



posted by junkudo at 09:00| トークセッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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