2016年02月29日

仲松昌次(著者)×千津子・慶子(でいご娘) 司会:新城和博(ボーダーインク) 『「でいご娘」と父・比嘉恒敏が歩んだ沖縄』 トーク&ミニライブ


2015/10/24収録

ボーダーインク刊『「艦砲ぬ喰ぇー残さー」物語』発売記念

トーク出演:仲松昌次(著者) 千津子・慶子(でいご娘) 
   司会:新城和博(ボーダーインク)

『「艦砲ぬ喰ぇー残さー」物語』
 ボーダーインク刊 仲松昌次 著  1.600+税

沖縄・昭和の名曲をめぐる感動のドキュメンタリー。私たちはみんな艦砲射撃の食い残し……。この強烈なフレーズ、沖縄民謡グルーブ「でいご娘」が歌う「艦砲の歌」は、沖縄の「いくさ世」、そして戦後を生き抜いた沖縄人なら誰もが口ずさんだことのある民謡である。「でいご娘」は沖縄で知らない人がいない四姉妹だ。その歌が今あらたに「希望をつなぐ歌」として歌われている。艦砲射撃の食い残し……、沖縄の戦後をものの見事にいいあてたこの歌には、ひとりの男の壮絶な半生がこめられていた。そしてそれはある家族の歴史、さらに沖縄の戦後を浮き彫りにする、戦後70年、いまこそ語られるべき物語。

仲松昌次(ナカマツ マサジ)
1944年本部町瀬底島出身。首里高校・琉球大学史学科を経て日本放送協会にディレクターとして入局。主に文化教養系番組を制作。2005年退職帰郷。現在フリーディレクター(演出)。主な沖縄関連番組「流転の名器・三味線江戸与那」「わが沖縄・具志堅用高とその一族」「命どぅ宝・金城重明」「沖縄未完の設計図・金城信吉」「戦世の記録・1フィート映像の証言」「沖縄の土に魂を刻む・國吉清尚」「ニシムイ・知られざる美術村」「いくさ世の名曲・艦砲の歌物語」など。舞台関連「平和への祈り・ひめゆりの伝言」「沖縄の歌と踊り」ほか。法政大学沖縄文化研究所国内研究員。

でいご娘(でいごむすめ)
読谷村楚辺出身の4人姉妹(艶子・綾子・千津子・慶子)による沖縄民謡グループ。幼い頃より父親・比嘉恒敏の指導により、民謡、舞踊、古典音楽などの演奏活動を開始する。のちに父親の遺作となる「艦砲ぬ喰ぇー残さー」のレコーディングを機にマルフクレコード音楽プロデューサーで作曲家の普久原恒勇に師事1976年、極東放送民謡大賞新人賞、80年同大賞 オリジナル曲の「豊年音頭」は現在もカチャーシー曲として多くの歌い手にカバーされ代表曲となる。国立劇場おきなわの舞台公演をはじめ、NHK、RBC、OTVの民謡番組に多数出演。戦後70年、いくさ世と戦後のオキナワを歌った父の形見の曲「艦砲ぬ喰ぇー残さー」が再び脚光を浴びている。


posted by junkudo at 15:26| トークセッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする