2016年01月06日

金井 美恵子(小説家)×磯ア 憲一郎(小説家)×中原 昌也(小説家、音楽家、映画評論家、イラストレーター) 文庫で小説を読む楽しみ


2015/12/23収録

金井 美恵子(小説家)
磯ア 憲一郎(小説家)
中原 昌也(小説家、音楽家、映画評論家、イラストレーター)

講談社文芸文庫から刊行された、金井美恵子さん初の自選短篇集。それぞれにコンセプトを変えて作品セレクトがなされた三部作が、今月刊行の『エオンタ/自然の子供 金井美恵子自選短篇集』で締めくくりとなります。1冊目『砂の粒/孤独な場所で』には磯ア憲一郎さん、2冊目『恋人たち/降誕祭の夜』には中原昌也さんに、それぞれ解説をお寄せいただきました。「解説を書いていただいたのは、いろいろな意味で書かれた作品や批評に対して、共感や共通の文学的関心を持った方たち」と金井さんが語るお二方と金井さんとで、「文庫で小説を読む」ことについて、存分に語り合っていただきます。お三方が発表する「文庫ベスト3」も、文学ファン必見!

【講師紹介】
金井美恵子(かない・みえこ)
1947年高崎市生まれ。小説家。67年「愛の生活」でデビュー。68年に現代詩手帖賞を受賞。著書に『プラトン的恋愛』(泉鏡花文学賞)、『タマや』(女流文学賞)、『噂の娘』、『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』『お勝手太平記』など。

磯ア憲一郎(いそざき・けんいちろう)
1965年千葉県生まれ。2007年「肝心の子供」で第44回文藝賞を受賞しデビュー。著書に『終の住処』(芥川賞)、『赤の他人の瓜二つ』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『往古来今』(泉鏡花文学賞)、『眼と太陽』『世紀の発見』『電車道』など。

中原昌也(なかはら・まさや)
1970年東京都生まれ。小説家、音楽家、映画評論家、イラストレーター。
1998年『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』でデビュー。著書に『あらゆる場所に花束が……』(三島由紀夫賞)、『名もなき孤児たちの墓』(野間文芸新人賞)、『中原昌也 作業日記』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『知的生き方教室』など。


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2015年12月30日

行方 昭夫(東京大学名誉教授) 『英文精読術』 精読は精毒?!


2015/12/17収録

『英文精読術 東大名誉教授と名作・モームの「赤毛」を読む』刊行記念

行方 昭夫(東京大学名誉教授)

英文を理解するのに、いちいち日本語に訳すなんて不必要だ。訳しているだけ無駄な時間がかかる。英語は日本語を介さずに、そのまま理解すべきだ。英語の精読というが、真相は英語の精毒じゃないか」こう信じている方! 是非このトークセッションにご参加ください。分かりやすい実例をふんだんに使った、先生独特の温かい解説によって、上の考えがいかに真実から遠いか、納得できます。
さらに、日本人にとって身近な「読む」という学習が、愉しいものに変わります。

◆講師紹介◆
行方昭夫(Namekata Akio)
1931年生まれ。東京大学教養学部イギリス科卒業。東京大学名誉教授、東洋学園大学名誉教授。日本モーム協会会長。英米言語文化学会顧問。主な著書に『英文の読み方』『英語のセンスを磨く』『サマセット・モームを読む』『モームの謎』(岩波書店)、『英会話不要論』(文藝春秋)など、主な訳書にモーム『人間の絆』『月と六ペンス』『モーム語録』、ジェイムズ『ある婦人の肖像』(岩波書店)などがある。


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2015年12月29日

マルクス・ガブリエル(ボン大学教授)×大河内 泰樹(一橋大学教授) ドイツ観念論の現在


2015/12/9収録

マルクス・ガブリエル(ボン大学教授)
大河内 泰樹(一橋大学教授)

わずか29歳でボン大学哲学科教授となり、その著作『なぜ世界は存在しないのか』がヒットし、ドイツで一躍名をはせた俊英マルクス・ガブリエル。
その思想はなぜ評価されたのか。ガブリエルが専門とする「ドイツ観念論」は、現在、古典再解釈を通じて再度注目が集まっており、世界で活発に研究がすすめられている。
ガブリエルがジジェクとともに記した著書『神話・狂気・哄笑』では、そうしたドイツ観念論の最先端の議論を扱う。その刊行を記念した今回の対談では、来日するガブリエル自身の言葉で、また同じくドイツ観念論を専門とする一橋大学の大河内泰樹教授との対談によって、世界、ドイツ、日本におけるドイツ観念論の新境地、ドイツ観念論から考える現代思想が語られる。

【講師紹介】
マルクス・ガブリエル
1980年旧西ドイツ生まれ。哲学者。2015年現在、ドイツ・ボン大学教授。後期シェリングを専門としつつ、ピュロンら古代懐疑論からウィトゲンシュタイン、ハイデガーに至るまで西洋哲学の広い範囲を対象に精力的に執筆を行っている。近年では新実在論というプロジェクトの旗手として知られる。『なぜ世界は存在しないのか』、『認識理論の限界』、『古代における懐疑論と観念論』など。

大河内泰樹(おおこうち・たいじゅ)
1973年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科准教授。専門は哲学、ドイツ観念論、批判理論。
著書に、Ontologie und Reflexionsbestimmungen. Zur Genealogie der Wesenslogik Hegels,Wurzburg, 2008.共著に『労働と思想』(堀之内出版、二〇一五年)など。



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2015年12月09日

岸田夕子(勇気凛りん)(料理家)×小坂桂(フードスタイリスト)×佐藤朗(写真家) 「本当はおいしいアメリカ料理」を料理書でとことん表現するには?


2015/12/1収録

『シカゴ発 絶品こんがりレシピ』出版記念こんがりチームによるトークイベント

岸田夕子(勇気凛りん)(料理家)
小坂桂(フードスタイリスト)
佐藤朗(写真家)

本当はおいしいアメリカ料理をシカゴ在住16年の料理家・岸田夕子(勇気凛りん)がそのおいしさを語り、おいしさにあふれたテーブルをいかに表現するか、アメリカらしさをどう際立たせるかに注力したフードスタイリスト・小坂桂、おいしさを写真として切り取った写真家・佐藤朗。3人のこんがりチームがいかにおいしさを表現し、作りたくなる料理書にまとめた制作秘話を語ります。

料理家・岸田夕子
クックパッド公式キッチン、「レシピブログ」オフィシャルパートナー。シカゴ在住中の2006年より料理レシピ投稿サイト「クックパッド」にオリジナルレシピの投稿を始める。その後ブログを開設、テレビ、新聞、雑誌など各メディアで取り上げられ人気に。『シカゴ発 絶品こんがりレシピ』は岸田にとって4冊目の著書となる。
クックパッド公式キッチン http://cookpad.com/kitchen/212659
ブログ「rinrepi勇気凛りん料理とお菓子」 http://ameblo.jp/rinrepi/

写真家・佐藤朗
雑誌など各種メディアで活躍するかたわら料理写真専門の写真教室フェリカ・スピコ主宰。写真家・佐藤朗さんが基本から上級者向け撮影テクニックをはじめ、料理撮影に欠かせないライティングのテクニックや画像処理教室など、料理撮影に特化した教室として人気。
料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカ・スピコ)
http://felica-spico.com/
https://www.facebook.com/felica.spico

フードスタイリスト・フードコーディネーター・小坂桂
書籍、雑誌、WEB、広告、商品パッケージ等、さまざまな媒体のフードスタイリングを担当。Felica Spicoでは、フードスタイリング講座も開催している。
ブログ「So Delicious ! So Happy !」 http://ameblo.jp/meronponko/


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2015年12月08日

牛窪恵×聞き手:干場弓子 『恋愛しない若者たち』刊行記念 牛窪恵さんトークイベント


2015/11/9収録

牛窪 恵(マーケティングライター)
聞き手:干場 弓子(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長)

女性7割強、男性8割弱の20歳にいま、彼氏・彼女がいない。また恋人ナシの20代の4割が「いらない」と言い切る。でも、その一方で20代女性の7人に1人にセフレがいて、同男女の9割以上は「いずれ結婚はしたい」と言う。
「面倒な恋愛から解放されるためにも」!? かつて、恋愛とは青春の象徴であった。
いま若者たちの間に何が起こっているのか?
「草食系(男子)」や「おひとりさま(マーケット)」を世に広め、若者たちの変容や人生観に詳しいマーケティングライター・牛窪恵が、非恋愛時代の新しい結婚のカタチを探る。

【講師紹介】
1968年東京生まれ。マーケティング会社インフィニティ代表取締役。同志社大学・ビッグデータ解析研究会メンバー。財務省・財政制度等審議会専門委員、内閣府・経済財政諮問会議 政策コメンテーター。数多くのテレビ番組のコメンテーター出演やトレンド分析でも知られる。

日大芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。転職後、国内外で広告、マーケティング理論や行動経済(心理)学を学び、『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』(ともに日本経済新聞出版社)、『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』(講談社)ほか、徹底した若者取材によるヒット作を世に送り出す。「おひとりさま(マーケット)」(05年)、「草食系(男子)」(09年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネート。



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