2015年10月01日

世界の名作を読み直す〜心がゆれる文学作品について語り合う夕べ〜小池昌代・芳川泰久・中村邦生トークライブ


2015/9/17収録

小池 昌代(詩人・作家)
芳川 泰久 (早稲田大学教授・フランス文学/文芸批評)
中村 邦生(大東文化大学教授・作家)

詩人・小説家として活躍し、「池澤夏樹個人編集日本文学全集」では百人一首の現代語訳に挑んだ小池昌代。フランス文学や文芸批評を専門とし、小説家の角田光代とともに『失われた時を求めて全一冊』を翻訳したことでも話題の芳川泰久。新刊『はじめての文学講義』をはじめ文学を講じつつ作家活動も展開し、多くのアンソロジーを編んできた中村邦生。3人の「文学の目利き」たちが、古今東西の文学名作を取り上げ、その魅力、現代において読み返すことの意義を語り合う。『小説への誘い――日本と世界の名作120』(大修館刊)において、紫式部から村上春樹まで、『秘密の花園』から『百年の孤独』まで、幅広く名作の精髄を紹介した3人が再び結集、今こそ読みたい文学について熱いトークを展開する。

【講師紹介】
小池 昌代(詩人・作家)
詩集に『コルカタ』(思潮社)『もっとも官能的な部屋』(思潮社)など。小説に『タタド』(新潮社)『たまもの』(講談社)『詩についての小さなスケッチ』(五柳書院)など。

芳川 泰久(早稲田大学教授・フランス文学/文芸批評)
著書に『私をブンガクに連れてって』(せりか書房)『謎とき「失われた時を求めて」』 (新潮社)など。翻訳に『ボヴァリー夫人』(新潮社)など。

中村 邦生(大東文化大学教授・作家)
著書に『転落譚』(水声社)『書き出しは誘惑する』(岩波書店)『はじめての文学講義――読む・書く・味わう』(岩波書店)など。


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2015年09月29日

六車 由実(社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員)×赤坂 憲雄(民俗学者) 「介護民俗学」が切り拓く物語の沃野


2015/9/19収録

『介護民俗学へようこそ!「すまいるほーむ」の物語』 六車由実著 (新潮社刊)〜刊行記念トークセッション〜

六車 由実(社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員)
赤坂 憲雄(民俗学者)

民俗学の「聞き書き」の方法が、介護の世界を劇的に変えた!
高齢者と真摯に向き合い、《人生の先輩》として話を聞く。名づけて「介護民俗学」。そんなユニークな方法を取り入れた介護施設があります。そこは、六車由実さんが管理者を務める沼津市のデイサービス施設「すまいるほーむ」。お年寄りが語り出す多彩で豊饒な物語が笑いと涙を呼び、認知症の人も介護スタッフも、生き生きとした感情を取り戻していきます。今回は、民俗学研究者時代からお付き合いの深い赤坂憲雄さんとのトークセッション。「東北学」を提唱し、民俗学の新たな地平を切り拓いてきた赤坂さんと「介護民俗学」の可能性を考えます。ご期待ください。

【講師紹介】
●六車由実(むぐるま・ゆみ)
1970年静岡県生まれ。社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員。『神、人を喰らう-人身御供の民俗学』でサントリー学芸賞。その後民俗学者から介護職に転身、『驚きの介護民俗学』で日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞。最新刊は『『介護民俗学へようこそ!「すまいるほーむ」の物語』(新潮社)

●赤坂憲雄(あかさかのりお)
民俗学者。1999年『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎が見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞受賞。2008年同書で芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
著書に『東北学/忘れられた東北』(講談社)『3・11から考える「この国のかたち」-東北学を再建する-』(新潮社)など多数。


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2015年09月15日

真山 仁(作家) 連続トークセッションvol. 15 2015年秋――真山仁、日本が抱える問題を棚卸しする


2015/9/9収録
『黙示』(新潮文庫)刊行記念

真山 仁(作家)

『黙示』の裏テーマは、震災以降日本に蔓延する正しさ≠フ危うさにあった!
アベノミクスの限界、中国株暴落の危機、安保法制と集団的自衛権、新国立競技場、原発再稼働、一向に進まない成長戦略――。作家生活10周年を迎え、ますます激しい議論を呼ぶ作品で読者に厳しい問いを突きつける真山仁さんが、日本の問題を棚卸しして、語ります。

【講師紹介】
真山 仁(まやま・じん)
1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年に企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。
2007年、『ハゲタカ』『ハゲタカII』を原作としたNHK土曜ドラマが大きな話題を呼んだ。他の著作に『ベイジン』『プライド』『コラプティオ』『グリード』『売国』『雨に泣いてる』『ハゲタカ外伝 スパイラル』など多数。作品の対象に徹底的に迫る取材力と緻密な文体を併せ持つ、社会派の新たな旗手として注目を集めている。


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2015年09月14日

山下澄人(作家)×ゲスト:佐々木敦(批評家・早稲田大学教授・HEADZ主宰) “山下澄人と佐々木敦による、鳥の会議”


2015/9/3収録

『鳥の会議』刊行記念

山下澄人(作家)
ゲスト:佐々木敦(批評家・早稲田大学教授・HEADZ主宰)

 この度、山下澄人さんが待望の新刊『鳥の会議』を刊行されました。本書の刊行を記念して、佐々木敦さんをゲストにお招きし、トークセッションをおこないます。
 佐々木さんはこれまでの山下作品を多数論じてきたことのみならず、先日飴屋法水さんの演出によって山下さんの小説『コルバトントリ』の舞台化した際にも企画として関わるなど、山下作品を多方面から読まれている最高の聞き手です。佐々木さんは『鳥の会議』をどう読まれたのか……? スリリングなお二人のトークを、ぜひご期待ください。

『鳥の会議』
内容紹介●ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしに左目を潰されたら、みんなは仕返しにゲーセンに向かい、中学の教師や先輩からの挑発には暴力で反抗する。そんなある晩、神永はヤクザ者の親父をカッとなって殺してしまい…。
にがさと痛みのなかで鮮烈に輝く少年たちの群像


出演者紹介
山下澄人●プロフィール 1966年生まれ。作家。富良野塾二期生。96年より劇団FICTIONを主宰、作・演出・出演を兼ねる。2011年『緑の猿』(平凡社)で野間文芸新人賞を受賞。
著書:『ギッちょん』(文藝春秋)、『砂漠ダンス』(河出書房新社)、『コルバトントリ』(文藝春秋)、『ルンタ』(講談社)がある。

佐々木敦●プロフィール 1964年生まれ。批評家・早稲田大学教授・HEADZ主宰。
映画・音楽から文学・演劇・ダンス・思想など多彩な領域で批評活動を展開。
著書:『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。:パラフィクションの誕生』(慶応義塾大学出版会)、『ex-music〈L〉ポスト・ロックの系譜』『ex-music〈R〉テクノロジーと音楽』(ともにアルテスパブリッシング)、『「4分33秒」論――音楽とは何か』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ「以後」をめぐって』(文藝春秋)ほか多数。


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2015年09月11日

盛口満(沖縄大学人文学部こども文化学科教授) 自然はこんなにおもしろい−−みる・かく・つたえる

2015/9/5収録


盛口満(沖縄大学人文学部こども文化学科教授)

子どものころから生き物が好きだったけれど、大学を卒業し、教員という道を選ぶことになって、どうしたら「普通」の人に生き物のおもしろさがつたわるのか・・
というのが自分の大きなテーマとなった。
これまでかかわってきた学校がどのような場であったかを少し紹介させてもらうとともに、その中での様々な人たちとのやりとりから、どんなふうにテーマへ結びつく糸口が見つかり、それが授業だけでなく、本という形にまで結び付いていったのかという話をさせていただけたらと思っている。

●プロフィール
盛口満
1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒。
自由の森学園中高等学校理科教諭をへて、現在は沖縄大学人文学部こども文化学科教授。
主な著書に『生き物の描き方 自然観察の技法』(東京大学出版会)『テントウムシの島めぐり ゲッチョ先生の楽園昆虫記』(地人書館)など。


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